みずたまのうそばかにっき

うそっぽいほんとや ほんとっぽいうそを かきとめる

バスルームのあのこ

シャワーをあびていると かんじる しせん。

ひさしぶりに あのこが おさきに みずあびを していました。

でも、なんだか とても ちいさくなっているのです。

このまえ みたときは、ずいぶん ふとっていたし、おおきかったようだけど。

それに、このまえなんて、かのじょまで つれてきていて、ひとのいえの シャワーを かってに かりているのに かのじょまで つれてくるなんて!と、すこし おこってやったくらい ふてぶてしい たいどであったのに、きょうは、おもいきり ひとりだし、しょんぼりと ちいさくなっています。

きっと、かのじょと なにか あったんでしょう。

もしかしたら、わかれてしまったのかもしれない。

それで、あんなふうに やつれてしまったんだ。

まったく、わるいやつには、ばちがあたる、かみさまも ただしいことを してくださいます。

はんせいしているのか、そのばから、いっこうに うごかず、かたくなに じっとしていました。

なんだか、すこし、ふびんにおもいましたけれど、おかまいなしに、さきに シャワーをおえました。

きっと、あしたも くるんでしょう。

あのこと わたしには、みえない あいちゃくが おたがいに あるみたいですから。

でも、めがない なめくじが どうやって しせんを おくってるんでしょうか。

すこしばかり、なぞですね。